イーサリアム(ETH)は現在、2,400〜2,750ドルの価格帯で推移しつつ、日足チャート上で「ブルフラッグ(上昇継続型チャートパターン)」を形成している。このパターンが機能すれば、上昇起点である1,900ドルから2,730ドルまでの旗竿部分を基に、3,600ドルまでの上昇が見込まれる。

特に注目すべきは、ETHが2週間のガウスチャンネル中間線を再び上回ろうとしている点である。これはボラティリティを加味した価格帯を示す指標であり、過去にはこのラインを上抜けた後、2023年には約93%上昇、2020年には1,820%の急騰が見られた。

一方、短期的には3,000〜3,100ドルの抵抗帯が重要な分岐点であり、RSIの鈍化と取引量の変化がブレイクアウトの有効性を左右する。また、ETH価格が2,400ドルを下回った場合は、このパターンの無効化も懸念される。

トレーダーの中には、2,800ドルを突破できなければレンジ相場に突入する可能性を指摘する声もあり、Fibonacci水準を下回る動きには注意が必要である。

※本記事は、以下の記事をもとに翻訳・要約しています。
Cointelegraph「Ethereum price gained 90% the last time this indicator turned bullish」

コメント

イーサリアムは現在、重要なテクニカル指標を背景に大きな上昇の兆しを見せています。特にガウスチャンネルの中間線を再び上回るかどうかが注目ポイントです。過去にもこの水準を突破した際には大きな価格上昇が確認されています。ただし、短期的な抵抗や相場の調整リスクも存在するため、勢いだけでなくサポートラインや取引量にも注意しながら慎重に判断していくことが大切です。