イーサリアム(ETH)の価格は5月17日に一時2,400ドルまで下落したが、その後反発し、翌18日には2,550ドルまで回復した。これにより、ETHは3%上昇し、短期的な弱気ポジションである約2,200万ドル相当のショートポジションが清算された。
市場では「ブルフラッグ」パターンが確認されており、技術的にはETH価格が3,700ドルまで上昇する可能性が示唆されている。また、ビットコインの価格も5月中に5,000ドルに到達するとの見方が出ている。
仮想通貨分析サイトCoinGlassによると、24時間で暗号資産市場全体の清算額は1億5,800万ドルを超え、そのうちロングポジションが約6割を占めた。ETH単体では1時間で750万ドルのショートが清算された。
一方、ETHには上値抵抗として3,000ドル付近に売り注文が集中しており、さらなる上昇には強い需要が必要とされる。市場アナリストらは、今回の下落を健全な調整と見ており、今後2,400ドル付近でサポートを確認できれば、次なる上昇波が始まる可能性が高いと指摘している。
中長期的にはAI導入やスポットETFの流入、最新の「Pectra」アップグレードなども追い風となり、ETHは過去最高値の5,000ドルに向けた動きを見せる可能性がある。
※本記事は、以下の記事をもとに翻訳・要約しています。
Cointelegraph「Ethereum back to $3K in May? Latest rebound says ETH price ‘still has more gas’」
コメント
イーサリアムの価格が再び上昇トレンドに転じ、3,000ドル台回復への期待が高まっています。今後の展開としては、2,400ドル付近でしっかりとサポートが確認されるかが鍵となりそうです。AIやETFといった外的要因も価格を押し上げる要素になるため、仮想通貨市場に関心がある方は注視しておくと良いでしょう。