仮想通貨取引所クーコインが、韓国でのアプリ削除措置を受けながらも、同市場への再進出を視野に入れていることが明らかになった。韓国金融当局は2024年3月、Google PlayとApp Storeに対し、未登録の仮想通貨取引所のアプリ削除を命令。これにより、クーコインは韓国ユーザーへのサービス提供を一時停止している。
しかし、クーコインの新CEOであるBC・ウォン氏はコインテレグラフのインタビューで、まずは米国・EU・中国・インドなど主要市場での規制対応を優先し、その後韓国やオーストラリア市場に段階的に参入していく方針を語った。すでに韓国当局との対話も開始しており、法令順守を前提に再参入を模索しているという。
一方、クーコインEUのCEOオリバー・シュタウバー氏は、EUのMiCA規制の実装における各国の解釈の違いが障壁となっている現状を指摘。EU全域での統一的な対応が課題であると述べた。仮想通貨取引所にとって、グローバルでの規制適応は今後ますます重要性を増しそうだ。
※本記事は、以下の記事をもとに要約・再構成しています。
出典:コインテレグラフ ジャパン「仮想通貨取引所クーコイン 韓国市場への再参入を検討 新CEOがコメント」
コメント
クーコインのような国際的取引所にとって、各国の異なる規制環境への対応は避けて通れません。韓国再参入に向けた動きは、今後の業界再編や競争に影響を与える可能性があります。規制と市場戦略のバランスをどう取るかが注目されます。