XRPは直近1ヶ月で1.80ドルから2.46ドルまで50%以上上昇したが、短期的なテクニカル指標では上昇疲れが見られ、反落の兆しが強まっている。2.65ドル付近でダブルトップを形成し、ネックラインの2.47ドルを割ったことで、2.30ドル付近までの下落が示唆される。
さらに、上昇ウェッジからの下方ブレイクも確認されつつあり、テクニカル的には約20%下落し1.94ドルに向かうリスクが浮上している。この水準は、レバレッジロングポジション約5,000万ドル分が集中するゾーンであり、価格がこのレンジを下回ればロングスクイーズが起こり、さらなる売り圧力を招く可能性がある。
オンチェーン指標であるNUPL(未実現損益)は、過去の急落前に現れた「信念–否認」ゾーンに突入しており、投資家心理が強気から現実逃避に変化していることを示している。
一方で、長期チャートでは依然として強気シナリオが想定されており、3.69ドルへの上昇や、条件次第では5.24ドル、17ドルといった価格帯も視野に入っている。短期的な調整局面はあるものの、上昇トレンド自体は終わっていない可能性が高い。
※本記事は、以下の記事をもとに翻訳・要約しています。
Cointelegraph「Is the XRP price rally over for now?」
コメント
XRPは短期間で大幅に上昇した反面、テクニカル的には調整の兆しが見え始めています。特に、ダブルトップや上昇ウェッジの崩れは下落リスクを示唆しており、保有者にとっては注意が必要です。ただし、長期的な視点では強気な見方が残されており、一時的な調整があっても上昇トレンドが続く可能性もあります。今後の動向を見極めながら、冷静な判断が求められます。