ドージコイン(DOGE)は、週足チャートにおいて強気のパターンを形成しており、一部のトレーダーは今後180%の価格上昇を予測している。

5月に入り、DOGEはイーサリアムと連動する形で38%上昇し、今年最高の月間パフォーマンスを記録した。CoinGeckoのデータによれば、過去24時間の取引高は47億ドルに達し、ステーブルコインを除くと第5位の仮想通貨となっている。

オンチェーンデータも強気を裏付けている。CryptoQuantによると、DOGEの90日間累積出来高差(CVD)は「買い優勢」となっており、これは2024年11月にも見られた傾向で、当時は385%の急騰を記録した。

さらに、155日以上保有している長期保有者の未実現損益(NUPL)は0.5を上回り、「楽観」または「信頼」フェーズに入ったとされる。多くの保有者が含み益を抱えている状態であり、売却圧力の減少とさらなる価格上昇への期待が強まっている。

テクニカル面でも強気の兆候がある。匿名アナリストのTrader Tardigradeは、DOGE/BTCのペアにおいて過去3回の強気MACDクロスオーバーの後、いずれも大幅な価格上昇が起きていることを指摘。今回も同様の動きが期待され、まずは0.65ドル、次に1ドルを目標とする予測が出ている。

歴史的にビットコイン(BTC)との相関係数が高い(約0.67)ことから、ビットコインの動きがDOGEに強く影響することも考慮されている。

※本記事は、以下の記事をもとに翻訳・要約しています。
Cointelegraph「Dogecoin traders predict 180% DOGE price rally if Bitcoin gains continue」

コメント

ドージコイン(DOGE)は、オンチェーンデータやテクニカル指標からも非常に強い上昇の兆しを見せています。特に長期保有者の楽観的な姿勢や、MACDの強気シグナルは、投資家心理の改善と買い圧力の高まりを示しています。ビットコインの価格動向がDOGEに影響を与える可能性が高いため、今後のBTCの推移にも注目したいところです。0.65ドル、さらには1ドルの大台が見えてきた今、価格変動の大きさには十分ご注意ください。