2025年5月20日、ビットコイン(BTC)価格は24時間で3%以上上昇し、105,000ドルを突破した。この急騰は、先物市場での建玉の増加と、機関投資家からの需要拡大によって後押しされたものである。
米国のスポット型ビットコインETFは過去3週間で69億ドルの資金流入を記録しており、これが価格上昇の主要因の一つとなっている。さらに、CoinSharesのデータによると、暗号資産投資商品全体には7億8,500万ドルが流入し、そのうち5億5,700万ドルがビットコイン関連商品に集中した。
企業レベルでの需要も拡大しており、マイクロストラテジー改め「Strategy」は約7,390BTC(7億6,500万ドル相当)を、また日本のメタプラネットは1,004BTC(約1億2,900万ドル相当)を購入した。
また、先物市場では建玉(Open Interest)が過去最高の726億ドルに達し、ビットコインCME先物も157,875BTCと90日間の最高水準を記録した。これらのデータは、さらなる上昇への期待を裏付けている。
技術的観点では、BTC/USDはカップ・アンド・ハンドル型のチャートパターンを形成しており、理論上の価格目標は138,000ドルとされる。
※本記事は、以下の記事をもとに翻訳・要約しています。
Cointelegraph「Why is Bitcoin price up today?」
コメント
ビットコイン価格の回復は、投資家の信頼回復と機関投資家の買い意欲の高まりを反映しています。特にETF市場への資金流入や大手企業の買い増しが価格を下支えしており、強気相場への移行が現実味を帯びてきました。今後の価格推移は、13.8万ドルという技術的目標に向けた動きにも注目です。投資を検討している方は、これらの市場動向を冷静に見極めた上で、リスクとリターンのバランスを意識した判断をおすすめします。