2024年5月20日、ビットコイン(BTC)の先物建玉が過去最高の720億ドルに達し、市場の強気心理が加速している。シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)が169億ドルで建玉のトップを占め、バイナンスが120億ドルで続くなど、機関投資家のレバレッジ利用が背景にある。
特に、10万7,000〜10万8,000ドルの価格帯には約12億ドル相当のショートポジションが集中しており、この水準を突破すれば一気にショートスクイーズが発生し、価格の急騰が起こる可能性がある。
米国の財政赤字拡大への懸念や、長期債利回りの上昇も相まって、ビットコインはインフレヘッジ資産としての注目を集めている。米連邦準備制度が再び市場介入を迫られる展開となれば、ドル安が進行し、BTCへの資金流入が加速する見通しだ。
金に代わる価値保存資産として、各国が一部準備資産をBTCへシフトする動きも見られ、価格の長期上昇を後押ししている。
※本記事は、以下の記事をもとに翻訳・要約しています。
Cointelegraph「Bitcoin open interest hits record high as bulls stampede toward new BTC price highs」
コメント
ビットコイン市場では、建玉の急増やショートポジションの集中により、大規模な価格変動が起こる可能性が高まっています。インフレやドル安への備えとして、個人・機関問わず注目が集まる中、今後の動きが重要な分岐点となりそうです。資産の再配分を検討している方は、引き続き相場動向を注視しましょう。