ビットコイン(BTC)は、アジア市場での一時的な下落から急速に回復し、投資家の強い買い意欲が継続していることを示した。価格は一時107,000ドル付近で反落したが、下値での買いが堅調であることから、依然として強気相場が続いていると判断できる。
MicroStrategyから名称変更したStrategy社は、約7,390BTCを新たに取得し、保有総数を576,230BTCに増加させた。日本のMetaplanetも1,004BTCを購入し、総保有量は7,800BTCとなった。これらの企業の積極的な買いが市場全体に好影響を及ぼしている。
ただし、短期的には107,000〜109,588ドルの価格帯が強い上値抵抗帯となっており、ここを突破できなければ利益確定の売りが増加し、10万ドルの心理的サポートライン割れのリスクもある。今後の焦点は、20日移動平均線(EMA)10万787ドルを維持できるかどうかである。
主要アルトコインの中では、イーサリアム(ETH)が2,738ドルを上抜けることで3,000ドル台への上昇が見込まれる。XRPは2〜2.65ドルのレンジ相場内で推移しており、どちらかを抜けるまでは方向感が乏しい。バイナンスコイン(BNB)は680ドル突破で745ドルを目指す可能性がある一方、ソラナ(SOL)は180ドルを明確に上抜けることが重要である。
ドージコイン(DOGE)やカルダノ(ADA)、SUIトークンもそれぞれ主要サポートやレジスタンスラインでの攻防が続いており、相場の明確な転換点に差しかかっている。
市場全体としては、強気トレンドが継続しているものの、重要な節目を突破できるかどうかが今後の価格動向を左右する局面にある。
※本記事は、以下の記事をもとに翻訳・要約しています。
Cointelegraph「Price predictions 5/19: SPX, DXY, BTC, ETH, XRP, BNB, SOL, DOGE, ADA, SUI」
コメント
仮想通貨市場は依然として強い上昇基調にありますが、短期的には利益確定売りの動きや心理的サポートラインへの接近にも注意が必要です。特にビットコインが10万ドル台を維持できるかが焦点となっており、アルトコインもそれぞれの節目での攻防が激化しています。投資判断には、最新チャートと企業の動向に注目しつつ、中長期の視点を持って冷静に対応することが重要です。