ビットコイン(BTC)は2025年5月8日、再び10万ドルの大台を突破した。背景には、現物ビットコインETFへの継続的な資金流入がある。

ファーサイド・インベスターズのデータによれば、5月7日のETF純流入額は合計1億4230万ドルに達し、ARKB(ARK 21シェアーズ)が5400万ドル、FBTC(フィデリティ)が3900万ドル、IBIT(ブラックロック)が3700万ドルを集めた。ブラックロックは同日、86BTC(約840万ドル相当)を追加取得している。

翌8日にはETF全体でさらに1億1700万ドル以上が流入。IBITが6900万ドルで最多、FBTCが3500万ドル、ARKBが1300万ドルとなった。アナリストのオブチャケビッチ氏は、BTCとナスダックの相関性が0.75に達しており、テック株の動向がビットコイン市場に影響を及ぼしていると指摘した。

一方、グレースケールのGBTCからは資金が流出しており、その要因として高い手数料や政治的不安、地政学的リスクが挙げられている。

※本記事は、以下の記事をもとに要約・再構成しています。
出典:コインテレグラフ ジャパン「10万ドルを突破したビットコインの強気ムーブ 機関投資家のETF買いが後押し」

コメント

ビットコインが再び10万ドルを突破した背景には、ETFへの資金流入という明確なトレンドがあります。今後も機関投資家の動向が相場に大きな影響を与えることが予想されますので、価格だけでなくETF市場の資金の流れにも注目しておきたいですね。