メラニア・トランプ氏の名を冠したミームコイン「MELANIA」が、発表直前に複数のトレーダーによって高額購入されていたことが報じられ、利益相反の疑惑が浮上している。英フィナンシャル・タイムズによると、1月19日のローンチ直前、24のアカウントが約260万ドル分を購入。その後価格は12.95ドルまで急騰し、短時間で約1億ドルの利益が得られた。

購入者の多くはSNSでの発表から12時間以内に売却しており、インサイダー取引の疑念も高まっている。また、ドナルド・トランプ氏による「TRUMP」トークンも、特定保有者向けの“ミームコイン・ディナー”特典を巡り、上院議員から弾劾要求が出る事態に発展している。

両トークンはローンチ直後の高騰を経て急落し、記事執筆時点でMELANIAは0.31ドル、TRUMPは10.90ドルに落ち着いている。

※本記事は、以下の記事をもとに要約・再構成しています。
出典:コインテレグラフ ジャパン「メラニア・トランプ氏のミームコイン、仮想通貨トレーダーの事前入手疑惑を指摘=FT報道」

コメント

トランプ夫妻に関連するミームコインが、相次ぐ疑惑の渦中にあります。発表直前の高額購入や特典付きトークンによる政治的影響力行使の懸念など、仮想通貨が再び倫理・規制の境界線を問われる局面です。短期的な値動きに惑わされず、背景や透明性を見極める視点が求められます。