暗号資産XRPは、5月16日時点で2.42ドルに反発しているものの、年初来高値である3.40ドルから30%以上下落しており、強気相場が一時的な「ブルトラップ」である可能性が指摘されている。

テクニカル分析によれば、XRPは現在「フォーリングウェッジ」の上抜け後の再テスト局面にあり、このラインを支持線として維持できれば3.60ドルまでの上昇余地があるとされる。一方で、1.11ドルを割り込めば「逆カップ・アンド・ハンドル」パターンが成立し、価格は0.50ドルまで急落する恐れがある。

さらに、XRPの大口保有者(いわゆるクジラ)が平均2.58ドルで購入している点も重要だ。現在の価格はこの基準を下回っており、クジラが含み損の状態にある。この状況では、過去のパターンから見て短期的な反発が起こる可能性はあるが、長期的にはより低い水準—例えば1.04ドルや0.67ドル—までの調整が生じるリスクも存在する。

価格の持続的な上昇には、2.58ドルを明確に上抜ける必要があり、これは米国でのXRP現物ETFの承認など、強力な好材料に依存する可能性が高い。

※本記事は、以下の記事をもとに翻訳・要約しています。
Cointelegraph「Is XRP price going to crash again?」

コメント

XRPは短期的に反発しているものの、大口投資家の平均取得価格を下回っており、再び価格が下落するリスクが残っています。特に、1.11ドルを割り込むと一気に0.50ドル付近まで落ち込む可能性もあるため、注意が必要です。逆に、2.58ドルを明確に突破できれば、強気の継続シナリオも見えてきます。テクニカル分析と大口資金の動向を意識しながら、冷静な判断が求められますね。