中国本土で事業を展開する香港系ブランド「DayDayCook(DDC)」が、今後36カ月以内にビットコイン(BTC)を5,000枚保有する計画を明らかにした。同社はすでに100BTC(約10.4億円相当)を取得しており、2025年末までに500BTCの保有を目指している。

この戦略は、2024年に前年比33%の収益増加を達成したことを背景に掲げられた。一方、5月15日に米国証券取引委員会(SEC)へ提出されたForm 20-Fには、ビットコイン戦略に関する明記はないものの、資産の多様化やコスト削減策の検討が示されており、暗号資産への取り組みを裏付ける内容も含まれている。

DDCのこの動きは、中国本土での仮想通貨規制が依然厳しい中での発表であり、香港の仮想通貨推進政策や、米国トランプ政権の暗号資産に前向きな姿勢と連動する可能性も示唆されている。今後の規制環境や国際的な動向が注目される。

※本記事は、以下の記事をもとに翻訳・要約しています。
Cointelegraph「China-linked consumer brand DayDayCook plans to acquire 5,000 Bitcoin」

コメント

中国本土では厳しい仮想通貨規制が続く中、DDCのような企業がビットコインの準備資産化に踏み出すことは非常に興味深い動きです。今後の規制緩和の可能性や、香港・米国の政策との連携にも注目が集まっています。仮想通貨を資産戦略の柱に据える企業が増えていくことで、金融の未来におけるビットコインの役割がますます拡大していくことでしょう。