高級時計ブランドとして知られるTop Winは、社名を「AsiaStrategy」へと改称し、ビットコイン蓄積戦略を採用することを発表した。このニュースを受け、同社株は時間外取引で60%以上も急騰し、市場の注目を集めている。

2024年にMetaplanetと提携し、日本初の法人ビットコイントレジャリーを立ち上げたSora Venturesが、今回の戦略でもパートナーとして参加している。Top Winの株価は5月15日に7.50ドルで取引を終えたが、発表直後の時間外では12.12ドルにまで上昇した。

時計事業は今後も継続する一方で、ビットコインを中核資産に据える姿勢が明確に打ち出された。Sora Ventures創業者のJason Fang氏はAsiaStrategyの共同CEOおよび取締役に就任し、DeFiやNFT、最近ではDeSciやビットコイン領域に重点を置いた投資活動を展開している。

この動きは、2020年にビジネスインテリジェンス企業Strategy(旧MicroStrategy)が始めたビットコイントレジャリーのトレンドを踏襲するものである。世界的に見ても、企業が財務戦略としてBTCを導入する流れは着実に加速している。

※本記事は、以下の記事をもとに翻訳・要約しています。
Cointelegraph「Bitcoin treasury pivot lifts luxury watchmaker’s stock more than 60%」

コメント

高級時計ブランドがビットコイン戦略を打ち出し、株価が急上昇するという予想外の展開に驚かれた方も多いかもしれません。AsiaStrategyのように、従来のビジネスモデルに加えてデジタル資産戦略を取り入れる企業が増えているのは、時代の変化を示すサインです。今後もこうした動きが広がることで、ビットコインがより企業財務の主流に近づく可能性が高まっています。