ビットコイン(BTC)は5月18日、週足ベースで過去最高となる10万6,500ドル直前の水準で週を終え、史上最高値にわずか3%以内まで接近した。TradingViewのデータによれば、これは2023年12月の10万4,400ドルを上回る、過去最高の週次終値である。

また、同日には24時間ベースでも最高値のローソク足終値を記録。トレーダーのスコット・メルカー氏は「ビットコインは史上最高のデイリーキャンドルクローズを記録した」とXで報告。アナリストのRekt Capital氏は「10万5,000ドル以上でデイリークローズすれば、新たな高値圏に突入する」と述べた。

週次では6週連続で上昇しており、5月に入ってからすでに約1万2,000ドルを上昇。これは昨年11月の週足ローソク足3本で3万ドル上昇した動きと類似しており、現在も強いモメンタムが継続していることを示している。

さらに、米取引所Coinbaseの価格がBinanceより高くなる「Coinbaseプレミアム」が再出現しており、米国内の投資需要の高まりがうかがえる。Arete CapitalのMcKenna氏は「日曜夜の強い買い圧は異例。来週、大きなニュースが控えている可能性もある」と指摘した。

一方で、著名アナリストのウィリー・ウー氏は、ビットコインの複利成長率(CAGR)が徐々に鈍化していると述べ、将来的には年8%前後の成長に落ち着くとの見解を示した。ただし、「長期で見れば、BTCに匹敵するパフォーマンスを持つ投資商品は他にない」と付け加えている。

※本記事は、以下の記事をもとに翻訳・要約しています。
Cointelegraph「Bitcoin notches record weekly close after highest-ever daily close candle」

コメント

ビットコインは現在、史上最高値に限りなく近づいており、市場の勢いは依然として強い状態が続いています。短期的な調整も考慮しつつ、中長期的には新たな高値圏への突入が期待されています。今後の展開に備え、慎重かつ柔軟な投資判断が求められます。特に、米国市場やマクロ経済の動向にも注目しておくと良いでしょう。