Fidelityのグローバルマクロ部門ディレクターであるジュリアン・ティマー氏は、ビットコインが再び10万ドル超に回復したことで、その「価値保存手段」としての地位が強化されたと述べた。
同氏によると、ビットコインと金のシャープレシオ(リスク調整後のリターン)が接近しており、両資産が類似した投資対象であることを示している。2025年第1四半期、金は経済不安から30%以上の上昇を見せた一方、ビットコインは約3.8%にとどまったが、直近のETF流入の回復や金融政策の軟化が、ビットコイン価格の再上昇を支えている。
さらに、ビットコインの供給の88%以上が利益状態にあることから、市場では「加速フェーズ」突入の可能性が指摘されている。投資家の間では、今後数カ月でビットコインが11万ドルを突破し、最大で44万ドルに到達するとの強気予測も出ている。
※本記事は、以下の記事をもとに翻訳・要約しています。
Cointelegraph「Bitcoin trading in six-figure territory shows BTC is ready to carry gold’s ‘baton’ — Fidelity exec」
コメント
ビットコインが再び10万ドルを超え、投資家の注目を集めています。Fidelityの見解によれば、ビットコインは金と同等の価値保存資産としての地位を確立しつつあるとのことです。短期的な調整はあっても、長期的に見れば上昇余地はまだまだ大きいかもしれません。今後もETF流入や金融政策の動向に注目しながら、適切なリスク管理を心がけていきたいですね。