ビットコイン(BTC)のテクニカル指標「ゴールデンクロス」が2025年5月末にも成立する見通しとなっている。これは、50日移動平均線が200日移動平均線を上回る現象で、過去には45〜60%の価格上昇をもたらしてきたとされる。

実際、2023年10月のゴールデンクロス後にはETFへの期待感から45%の急騰、2021年9月にも50%の上昇が記録されている。ただし、すべてが成功したわけではなく、2020年2月には同指標の後にコロナ禍による暴落で62%の下落も発生している。

今回のゴールデンクロスは、M2マネー供給の拡大や米中貿易緊張の緩和といったマクロ要因も後押ししており、強気相場のシグナルとして注目されている。一方で、相対力指数(RSI)の過熱感や価格とRSIの間に見られる弱気ダイバージェンスは短期的な下落リスクも示唆している。

短期的には9万2,400〜9万5,000ドルのサポートラインまでの調整があり得るが、長期的には15万ドル台を目指す動きも見られるとされている。

※本記事は、以下の記事をもとに翻訳・要約しています。
Cointelegraph「Bitcoin is signaling a golden cross — What does it mean for BTC price?」

コメント

ビットコインに再びゴールデンクロスが接近しており、過去の事例から価格上昇が期待されるタイミングにあります。ただし、テクニカル指標は万能ではなく、マクロ経済の不確実性や短期的な調整リスクも併存しています。中長期的にポジティブな見通しがある一方で、投資判断には冷静な相場分析が欠かせません。今後の値動きに注目しつつ、リスク管理を徹底しましょう。