ビットコイン(BTC)は、2024年第4四半期の選挙後ラリーに類似する「加速フェーズ」への突入が示唆されている。量的回帰を用いた「ビットコイン・クァンタイル・モデル」によれば、現在の市場は、過去に大幅な上昇が見られた価格帯と一致しており、価格の爆発的な伸びが期待される局面に差しかかっている。
このモデルは、ビットコインが「トランジションゾーン」を抜けると、急騰の起点となる「加速フェーズ」に移行することを示している。2024年Q4では、74,500ドルを超えた時点から45%の上昇が記録されており、今回も同様の展開が見込まれている。今後は、13万ドル〜16.3万ドルの価格帯がターゲットになると予測される。
また、匿名アナリストのapsk32氏は、「パワーカーブ理論」に基づき、2025年には20万ドル超も「現実的な水準」として言及。ビットコインと金のシャープレシオが収束している点も、この見通しを後押しする。
一方で、現在の取引量は弱く、これは上昇の確信を得るための「最後の鍵」とされる。アナリストのAylo氏は、過去のデータに基づき、「強いモメンタムがあるときに過去最高値に迫れば、数日〜数週間以内にブレイクアウトする可能性が高い」と分析。だが、現時点では小口投資家の活動は30日間で3.2%と低調であり、12月の30%から大幅に減少している。
※本記事は、以下の記事をもとに翻訳・要約しています。
Cointelegraph「Bitcoin enters ‘acceleration phase’ resembling BTC price gains seen after Trump election victory」
コメント
ビットコインが再び新たな上昇フェーズに入る兆しが見え始めています。選挙後の不安定な局面を乗り越え、市場の構造は強気に傾きつつありますが、実際に最高値を更新するには「出来高の伴ったブレイクアウト」が必要です。取引量や個人投資家の動向を注視しつつ、過熱感や反落リスクも冷静に見極めていくことが大切です。焦らず戦略的に動くことで、より良い投資判断につながるでしょう。