ビットコイン(BTC)の価格が11万ドルに迫るなか、ブラックロックの現物ビットコインETF「iShares Bitcoin Trust(IBIT)」への資金流入が急増している。5月21日のIBITへの純流入額は5億3,060万ドルに達し、5月5日以来の最高額を記録した。これは、同日に新たに採掘されたビットコイン(約450BTC)の10倍以上に相当する4,931BTCがETFに組み入れられたことを意味する。
また、同ETFの取引量も1月以来の高水準となり、市場の活況ぶりを裏付けている。ETF全体でも、11銘柄合計で6億710万ドルの流入があり、フィデリティのFBTCが2,350万ドルで2位となった。
専門家は、こうした流入を「典型的なフィーディング・フレンジー(買いの殺到)」と表現。米連邦準備制度の金利引き下げが現実味を帯びる中、機関投資家のビットコインETFへの資金シフトは今後も加速する可能性がある。
一方で、市場関係者は11万ドルを超えた後の価格変動性にも注視しており、地政学的・経済的リスクがビットコインの長期価値を見直す契機となるとの見方も出ている。
※本記事は、以下の記事をもとに翻訳・要約しています。
Cointelegraph「BlackRock’s Bitcoin ETF notches 2-week high inflow as BTC nears $112K」
コメント
ビットコインが新たな高値を記録し、ETFへの資金流入も過去最大級となっています。特にブラックロックなど大手のETFに注目が集まっており、これまで投資に踏み切れなかった方々にとっても好機かもしれません。とはいえ、価格上昇が続く一方で、市場の変動リスクも無視できません。しっかりと情報収集を行い、長期的な視点で判断することが大切です。今後の動向に引き続き注目しましょう。