ビットコインは過去最高値を更新しながらも、市場参加者の一部はすでに強気相場の終焉を予測している。2024年第2四半期に入ってから価格は3割以上上昇しているが、専門トレーダーたちは過熱感を警戒しており、「調整は時間の問題」との見方が広がっている。
人気トレード分析アカウント「Stockmoney Lizards」は、2023年12月に示したビットコインの価格ロードマップを再提示。その予測では、2024年第4四半期にサイクルのピークを迎えた後、弱気相場に入り、価格は2021年の高値である69,000ドル付近まで下落するとしている。
また、Crypto Chase氏は、ビットコイン価格が主要な指数平滑移動平均(EMA)から大きく乖離している点を指摘。過去の相場でもこうした乖離の後には必ず調整局面が発生しており、短期的な下落は不可避と見ている。
さらに、RSI(相対力指数)の弱気ダイバージェンスを根拠に、「ビットコインはすでに疲弊している」との声もあり、トレーダーRoman氏は「このタイミングで現物を保有するのはリスクが高い」と判断している。
※本記事は、以下の記事をもとに翻訳・要約しています。
Cointelegraph「Bitcoin ‘looks exhausted’ as next bear market yields $69K target」
コメント
ビットコインの価格上昇に心躍る一方で、冷静な見方も重要です。過去の相場パターンから見て、現在の高値は一時的なピークである可能性があり、短期的な調整も想定されます。投資判断をする際には、過去データやテクニカル指標も参考にしつつ、リスク管理を徹底することが大切です。熱狂に流されず、一歩引いた視点を持つことが、長期的に安定した資産形成につながるでしょう。