Ethereumのレイヤー2スケーリングソリューション「Polygon」の共同創業者であるミハイロ・ビェリック氏が、同プロジェクトからの辞任を発表した。2025年5月23日に投稿されたX(旧Twitter)で、ビェリック氏は「Polygon Foundationの理事を退任し、日々の業務からも離れる」と述べた。

同氏の退任は、Polygonコミュニティおよび暗号資産業界全体に大きな反響をもたらしている。共同創業者のサンディープ・ナイルワル氏は、「Polygonの核心を担ってきた重要な存在だった」と称賛。また、マーケティング責任者のレオン・スターン氏やSkale NetworkのCEOジャック・オハローラン氏も、同氏の業績に敬意を表し、今後の活躍に期待を寄せた。

なお、ビェリック氏は暗号資産業界への関心は変わらず、「今後も何らかの形で関わり続ける」と述べており、今後の動向にも注目が集まっている。

Polygonでは近年、他の創業メンバーであるジェインティ・カナニ氏やアヌラグ・アルジュン氏もプロジェクトを離脱しており、後者はPolygonからスピンオフしたデータレイヤー「Avail」の指導にあたっている。

なお、Polygonは今年に入っても積極的な事業展開を続けており、不動産トークン化プラットフォーム「REX」や、インドの通信大手JioとのWeb3連携など、大型提携を次々と発表している。

※本記事は、以下の記事をもとに翻訳・要約しています。
Cointelegraph「Polygon faces ‘Big L’ as co-founder Mihailo Bjelic steps down」

コメント

Polygonの共同創業者であるビェリック氏の辞任は、プロジェクトにとって大きな節目となりました。今後も業界に関わる意欲を示しているとのことで、引き続き活躍が期待されます。Polygonは現在も多くの企業と連携を進めており、Web3の発展において重要な役割を担い続けるでしょう。技術革新と共に、プロジェクトの人材の動きにも注目が必要です。