米ビットコインマイニング企業MARAホールディングスは、2025年第1四半期決算において、保有するビットコイン(BTC)が前年同期比175%増となる4万7531BTCに達したと発表した。この保有量は上場企業として世界第2位に位置し、現在のBTC価格(10万2660ドル)で換算すると約49億ドル相当となる。
一方で、2024年4月に実施されたマイニング報酬の半減期の影響により、同期間のBTC生産量は前年同期比で19%減少。これに伴い収益も市場予想をわずかに下回った。マイニング業界全体でも同様の収益圧力が観測されており、ライオット・プラットフォームズでは採掘コストが前年の2万3000ドルから4万3800ドルへと約2倍に増加。Hut8に至っては市場予想を35%も下回るなど、採算性の確保が課題となっている。
MARAの株価は決算発表直後に7.2%上昇したが、アフターマーケットでは2%下落しており、市場の反応はやや不安定な様相を呈している。
※本記事は、以下の記事をもとに要約・再構成しています。
出典:コインテレグラフ ジャパン「米証券取引委員会、トークン化証券の規制緩和を検討 ピアース委員が発言」
コメント
MARAのビットコイン保有量は増加しているものの、業界全体でマイニング報酬の減少やコスト上昇に苦しんでいます。今後のBTC価格やマイニング環境の変化が収益にどう影響するか、注視が必要です。投資判断は冷静なリサーチとリスク管理を。