ビットコイン(BTC)は2025年5月8日、10万ドルの大台を突破し、一時10万4000ドル(約1510万円)を記録した。これは史上最高値まで約5000ドルに迫る水準であり、米英間の通商協定や米中貿易協議への期待感がリスク選好の相場環境を支える要因となった。
加えて、米国各州で進展する戦略的ビットコイン準備(SBR)法案や、リップル裁判における正式な和解報道が市場心理を一段と押し上げた。一方で、アリゾナ州における法案拒否や、フロリダ州での審議未了といった報道は一時的な調整要因として作用した。
さらに、コインベースによる仮想通貨デリバティブ企業デリビットの買収報道も相場の追い風となり、BTCはテクニカル面でダブルボトムを形成した後、上昇基調を再開。米株市場の堅調な動きと連動しながら、引き続き強気の値動きを維持している。
※本記事は、以下の記事をもとに要約・再構成しています。
出典:コインテレグラフ ジャパン「ビットコイン、10万ドル回復!史上最高値更新の条件とは?【仮想通貨相場】」
コメント
ビットコインは複数の政治・経済イベントを背景に、ついに10万ドルの壁を突破。政策面の追い風と好材料が重なった今、市場は再び史上最高値更新への期待を強めています。ただし、法案の不透明性や地政学リスクも残っており、今後の値動きには注意が必要です。