イーサリアム(ETH)は、過去3日間で44%超上昇し、5月11日には2,600ドルを突破した。この急騰を受け、市場では1万ドル到達の可能性が再び語られている。

技術的には、ETHは2015年以来続く**放物線カーブ(パラボリックカーブ)**の下限である2,100ドル付近から反発。過去にもこの水準から大規模な上昇が始まったことがあるため、今回も同様の展開が期待されている。

また、対SOLおよびXRPでの強さも注目ポイントだ。SOL/ETHやXRP/ETHチャートでは、ETH優位のテクニカルパターンが確認されており、資金が他のアルトコインからETHへ流れ込む構図が強まっている。

RSI(相対力指数)も40付近の長期サポートから反発しており、上昇余地を示唆。さらに、ETHは2020年まで続いた下降ウェッジや2016年のブルフラッグなど、過去の強気パターンと類似した構造を見せており、現在の価格帯が次なるブレイクアウトの起点となる可能性がある。

対数チャート上での上限はおよそ1万ドルとされており、トライアングル上抜けが実現すれば、2万ドルも視野に入ると一部アナリストは見ている。

※本記事は、以下の記事をもとに翻訳・要約しています。
Cointelegraph「Ethereum to $10K ‘can’t be ruled out’ as ETH price makes sharp gains vs. SOL, XRP」

コメント

イーサリアムが再び注目を集めています。これまでの上昇要因に加え、ライバル通貨に対する優位性やテクニカル面での強気サインが揃いつつあります。もちろん短期的な調整リスクもありますが、長期的な視点では大きな可能性を秘めているといえるでしょう。投資を検討される方は、テクニカルとファンダメンタルの両面からしっかりと情報収集を行い、戦略的な判断を心がけてください。