人気NFTコレクション「DeGods」の創設者であるフランク・デゴッズ(本名:ローハン・ヴォラ)氏が、3年間務めたCEOの座を退任したと発表した。退任は突然のものではあるが、違法行為などによる調査はなく、「退任理由に面白い話はない」と本人はX(旧Twitter)で説明している。
新たなプロジェクトリーダーとしては、匿名人物の0x_chill氏とPastagotsauce氏が就任。新体制は、DeGodsの3年間の軌跡を振り返るトリビュートを準備中であり、プロジェクトの方向性も今後見直される見込みだ。
ちょうどこの発表と時を同じくして、DeGodsの販売が急増している。NFTデータ分析プラットフォームCryptoSlamによると、Solana上でのDeGodsの販売額は過去7日間で約45.8万ドルに達し、前週比で101%増加した。過去30日間では110万ドルを記録している。
また、Ethereum上でもDeGodsは好調で、直近1週間で10.4万ドル(前週比156%増)、30日間では25万ドル超(323%増)という伸びを見せている。
プロジェクトの新リーダーであるPasta氏は、「我々の役目は暗号プロダクトを作ることではない。DeGodsをできる限り大きな存在に育てることだ」と述べ、よりエンタメ寄りかつ拡張性のある方向性を示唆している。
なお、NFT市場全体も好調で、5月6日〜12日の1週間での総販売額は1億2,000万ドルを超え、前週比17%の増加を記録した。
※本記事は、以下の記事をもとに翻訳・要約しています。
Cointelegraph「DeGods NFT founder steps down as collection gains traction」
コメント
DeGodsの創設者フランク氏の退任は一つの節目といえますが、それに呼応するかのように販売数が急増しており、市場の関心はむしろ高まっているようです。新たなリーダーのもとで、DeGodsは単なるNFTプロジェクトからより大きなブランドへと進化する可能性を秘めています。NFT市場全体も回復傾向にある今、DeGodsの今後の動向は注目に値します。クリプトとカルチャーの融合がどのように展開されるのか、期待を持って見守りたいですね。