Coinbaseは、カナダのステーブルコイン発行企業Stablecorpに出資し、カナダドル連動型トークン「QCAD」の普及に向けた取り組みを開始した。これは、カナダ国内における即時・低コスト決済の必要性を背景としたものである。CoinbaseカナダのCEO、ルーカス・マセソン氏は、QCADの重要性について「カナダには効率的なピア・ツー・ピア決済基盤が存在しない」と述べ、ステーブルコインによる24時間対応の送金インフラの構築を強調した。
しかし、現在カナダでは法的な枠組みが不明確であり、QCADの流通額も約17.5万ドルに留まっている。Coinbaseは、ステーブルコインを証券ではなく決済手段として扱うよう政府に働きかけており、国全体のデジタル資産戦略の策定を求めている。
※本記事は、以下の記事をもとに翻訳・要約しています。
Cointelegraph「Coinbase invests in Canadian stablecoin issuer」
コメント
ステーブルコインの活用は、送金や支払いの効率化に大きく貢献します。今回のCoinbaseによる出資は、カナダ国内の決済インフラを見直すきっかけとなる可能性があります。今後の法整備と市場の動向に注目していきたいですね。