米連邦準備制度理事会(FRB)は2025年5月7日、政策金利を4.25〜4.50%に据え置くと発表し、これを受けてビットコイン(BTC)は一時9万8000ドルを突破し、約3カ月ぶりの高値を記録した。FRBのパウエル議長は記者会見で「インフレ率は依然として目標の2%を上回っている」と述べつつも、米経済および労働市場の堅調さを評価した。

一方で、トランプ前大統領は利下げの遅れに対して批判の声を上げており、政治的圧力が強まる中での据え置き決定となった。BTCは一時9万5866ドルまで下落したが、数時間後には急反発を見せている。

また、現物ビットコインETFへの資金流入も順調に続いており、2025年3月以降の累計流入額は44億ドルを超えた。市場心理を示す「恐怖と強欲指数」は再び「強欲」圏に突入しており、ビットコイン市場は再び活況を呈している。

※本記事は、以下の記事をもとに要約・再構成しています。
出典:コインテレグラフ ジャパン「ビットコイン、3カ月ぶりに9万8000ドル以上に回復」

コメント

ビットコインはFRBの金利政策に敏感に反応し、今回は据え置き発表直後に大きく値を上げました。ETFへの資金流入や市場心理の改善も相まって、仮想通貨市場全体が再び注目を集めています。今後の値動きにも目が離せません。