米証券取引委員会(SEC)は、Bitwiseが申請したイーサリアムステーキング対応ETFや、GrayscaleによるXRP追跡ETFに対する審査を延期すると発表した。2024年5月20日時点での発表によれば、Bitwiseの申請に関しては45日間の審査延長が決定され、規則変更案および提起された論点の精査が必要とされている。
この動きは業界アナリストの予想通りであり、BloombergのETFアナリスト、ジェームズ・セイファート氏は、SECが「通常、19b-4提出に対しては審査期限ギリギリまで使う傾向がある」と述べている。XRPやソラナ、ポルカドットを追跡する他のETF申請も同様に審査延期となっており、早くても承認は6月末から7月初旬、それ以上遅れる場合は第4四半期になる可能性が高いとみられている。
一方で、セイファート氏は「ライトコインETFが他のアルトコインよりも先に承認される可能性が高い」と指摘しており、今後の注目が集まる。
SECは、トランプ氏の再選およびゲーリー・ゲンスラー前委員長の退任以降、仮想通貨に対する姿勢を軟化させているとされる。実際、GeminiやCumberland DRWといった複数の企業に対する訴訟が相次いで取り下げられており、ETF市場の今後にも影響を与えそうである。
※本記事は、以下の記事をもとに翻訳・要約しています。
Cointelegraph「KindlyMD shareholders OK merger with Trump-linked Bitcoin firm」
コメント
SECのETF審査延期は予想されていたとはいえ、投資家にとってはやきもきする展開ですね。ただし、ライトコインETFの承認可能性が高いという見解もあり、希望は残されています。仮想通貨市場におけるETFの存在感は今後さらに増すと予想されるため、引き続きSECの動向には注目していきましょう。特に今年後半は動きが活発になる可能性があります。