OpenAIは、日常生活にAIを統合することを目的とした「AIコンパニオンデバイス」の開発を進めており、その初回出荷台数は1億台に達する見込みである。この計画は、CEOサム・アルトマン氏と元Appleの伝説的デザイナー、ジョニー・アイブ氏との協業によって進行しており、両者はこの新製品を「Apple的な統合設計に基づく新たなデザイン運動」と位置づけている。

同デバイスの具体的な外観や動作仕様は明らかにされていないが、スマートフォンやラップトップと並行して使用されることを想定した、ポケットサイズのAIハードウェアになる可能性が高い。OpenAIは、ChatGPTの爆発的な成功を背景に2024年10月時点での評価額が1,570億ドルに達し、2025年3月には3,000億ドルまで倍増している。

さらに、OpenAIはソーシャルメディア領域にも進出を企図しており、ChatGPTの画像生成能力と「X(旧Twitter)」型フィードを融合させた新サービスの構想も報じられている。これは単体アプリとしての提供か、ChatGPT内の機能拡張かは未定である。

加えて、AIとブロックチェーンの融合も進んでおり、Validation CloudはHederaネットワーク上にLLMを展開し、分散型金融ユーザーがブロックチェーンデータに容易にアクセスできる仕組みを構築している。

※本記事は、以下の記事をもとに翻訳・要約しています。
Cointelegraph「OpenAI plans to ship 100 million pocket-sized AI devices for everyday use」

コメント

OpenAIの「AIコンパニオンデバイス」は、これまでのスマートフォンやPCとは異なる新しい日常のAIインターフェースになる可能性があります。特にジョニー・アイブ氏が関わっている点は、デザイン性とユーザー体験に大きな期待を抱かせます。日々の生活に自然に溶け込み、直感的にAIとやり取りできる新しい体験が、近い将来私たちの手元に届くかもしれません。今後の発表にぜひ注目したいですね。