Solv Protocolは、Avalancheブロックチェーン上に実世界資産(RWA)に裏付けられた利回り付きビットコイントークン「SolvBTC.AVAX」を発表した。これは、機関投資家が米国債やプライベートクレジットといった現実資産からの収益をBTC建てで得る新たな手段である。

本トークンは、Solvを中心にAvalanche、Balancer、Elixir、Euler、Re7 Labs、LFJなど7つのプロジェクトの連携により開発された。具体的には、ElixirのdeUSD(時価総額2億2,000万ドル)を起点とし、BlackRockおよびHamilton Laneが提供する米国債やプライベートクレジットを通じた利回り戦略をEuler上で展開する複数プロトコル構成となっている。

Solvの創設者ライアン・チャウ氏は、「ビットコインを米国債などの実経済資産に結びつけ、従来の4年周期とは異なる安定的な収益源に変える」と述べている。Solvの総預かり資産は現在23億ドル超に達しており、マルチチェーン対応の利回り戦略において急成長している。

※本記事は、以下の記事をもとに翻訳・要約しています。
Cointelegraph「Solv brings RWA-backed Bitcoin yield to Avalanche blockchain」

コメント

ビットコインに利回りを求める動きが広がる中、Solv Protocolのような新しい試みは注目に値します。Avalancheチェーン上に発行されたこのトークンは、実世界資産に裏付けられた安定的な利回りをBTC建てで得られる点が魅力です。機関投資家の参入も視野に入れた設計であり、今後のDeFiと伝統金融の架け橋となる可能性を秘めています。デジタル資産の新たな使い方を探るうえで参考になる事例です。