米企業Strategy(旧MicroStrategy)は、ビットコイン価格が10万ドルを超える中で7,390BTCを約7億6,500万ドルで新たに取得したと発表した。平均購入価格は1BTCあたり約10万3,500ドルで、同社の年初来ビットコイン運用益は16.3%に達している。
2025年5月18日時点で、Strategyの保有BTC総数は576,230BTCとなり、平均取得価格は1BTCあたり69,726ドル、総取得額は約401.8億ドルにのぼる。現時点での評価額は592億ドル超であり、含み益は約192億ドル(47%)に達している。
一方で、同社と役員らは証券取引法違反を理由とした集団訴訟に直面している。SECへの提出書類によれば、訴訟は「ビットコイン戦略の利益見通しやリスクに関する虚偽または不十分な説明」が問題視されており、経営陣による開示義務違反が争点となっている。
それでも、Strategyの積極的なビットコイン戦略は他企業にも影響を与えている。高級時計メーカーTop Winは「AsiaStrategy」に社名を変更し、BTC蓄積戦略を導入。さらにバーレーンの上場企業も10X Capitalと提携し同様の方針を打ち出すなど、模倣する動きが広がっている。
※本記事は、以下の記事をもとに翻訳・要約しています。
Cointelegraph「Strategy buys 7,390 BTC for $765M, gets hit with class-action lawsuit」
コメント
Strategy社の大胆なビットコイン購入は、市場に大きな影響を与え続けています。訴訟リスクを抱えつつも、長期的視野での蓄積戦略を貫く姿勢は、他社にも波及しているようです。暗号資産を企業の財務戦略に取り入れる動きは今後さらに加速する可能性があり、注目すべき展開です。リスクとチャンスの両面を見極めながら、動向を見守っていきたいところです。