バイラルインフルエンサーとして知られるHaliey Welch氏は、自身が関与したミームコイン「HAWK」の騒動に関連してFBIおよび米証券取引委員会(SEC)からの調査を受けていたことを明らかにした。
Welch氏は2024年5月21日の自身のポッドキャストで、HAWKトークンの立ち上げ直後にFBIが祖母の家を訪れたことを告白。本人が直接事情聴取を受け、携帯電話の提出も求められたが、最終的に容疑は晴れたという。SECからも同様に調査を受けたが、金銭的な制裁や違法行為の認定はなかったとされる。
問題となったHAWKコインは、Welch氏のネット上での流行語「Hawk Tuah」に基づき2023年12月にローンチされたが、開始直後に90%以上の価値を失い、インサイダーによる売り抜け行為が疑われていた。
Welch氏は、当初から仮想通貨に関する知識がほとんどなく、信頼していた第三者にマーケティングやSNS管理を一任していたと説明。「私は報酬としてマーケティング費用しか受け取っておらず、コイン自体からは一銭も得ていない」と述べた。
彼女の謝罪の中では、「私を信じた人たちを裏切ってしまったようで心が痛む」と語っており、無知なまま暗号資産に関与したことへの責任を一部認めた形となる。
※本記事は、以下の記事をもとに翻訳・要約しています。
Cointelegraph「‘Hawk tuah girl’ Haliey Welch says FBI probed her ‘memecoin disaster’」
コメント
Haliey Welch氏の件は、影響力のある人物が自身の理解を超えたプロジェクトに関わったときのリスクを示しています。彼女自身が違法行為に関与していなかったとはいえ、結果として多くのファンに損失を与えてしまったことは重く受け止めるべきでしょう。インフルエンサーと仮想通貨が交差する場面では、より慎重な判断と透明性が今後ますます求められそうです。