資産運用会社VanEckは2025年5月14日、新たなアクティブ運用型ETF「VanEck Onchain Economy ETF(NODE)」を発表した。本ETFは、ブロックチェーン関連企業やデジタル経済に関与する金融商品への広範なエクスポージャーを投資家に提供することを目的としている。
NODEは、Cboe取引所に上場されており、暗号資産マイニング企業、取引所、インフラ提供企業、さらには暗号資産に特化したフィンテック企業など、ブロックチェーンエコシステムに関与するあらゆる企業を対象とする。上場企業のみならず、将来的にブロックチェーン事業へ参入を明示している企業も投資対象に含まれる。
また、NODEは暗号資産自体を直接保有しないものの、関連する金融商品にも柔軟に投資可能であるとされる。ポートフォリオマネージャーのマシュー・シーゲル氏は「新規上場や戦略転換により対象企業が増える中で、適切なリスク管理を行いつつ、オンチェーン経済の成長を牽引する企業へ責任ある投資を行う」と述べている。
VanEckはすでに、暗号資産企業のインデックスに連動するETF「DAPP」も運用しており、現在は約1億8500万ドルの純資産を有する。現在、米国証券取引委員会(SEC)には約70本以上の暗号ETFが上場申請中であり、米政権の規制姿勢の軟化もETF市場拡大を後押ししている。
※本記事は、以下の記事をもとに翻訳・要約しています。
Cointelegraph「VanEck launches ‘Onchain Economy’ ETF」
コメント
VanEckの新たなETF「NODE」は、直接暗号資産を保有せずに、ブロックチェーンの成長に乗るチャンスを提供する投資商品です。リスクを抑えつつ暗号経済の広がりに参加したい方にとって、魅力的な選択肢となり得ます。最近はSECの姿勢も柔軟になりつつあり、今後この分野はさらに活発化していくことが期待されます。新興企業やテクノロジー投資に関心のある方は、こうしたETFの動向にも注目してみてはいかがでしょうか。